2015/10/20

クロップの影響

今回もスカイの記事の紹介です。スパーズ戦を終えての、クロップがチームにもたらした影響について。もう何回も同じことを繰り返しているようですが、読んでもらえたらありがたいです。元記事はこちらから。


----------
クロップの最初の試合は、結局0−0で終わった。スコアだけを見れば、そんなに面白い試合ではなかったかのようだが、クロップがどんなことをしたいのかは少しだけ見ることができただろう。

3人もの主力ストライカーを怪我で失ったことにより、クロップが来たという興奮は少しだけ不安になりつつあった。6週間もすれば良くなってくるだろう、とクロップは言っていたが、最初のリバプールでの試合を見ただけでも、楽観的になれる要素はありそうだ。

スパーズは今シーズンはどの対戦相手よりも多く走っているだけでなく、フィールドの広範囲をカバーしている。ただ、この前のリバプール戦では違った。スパーズは2試合前のスウォンジー戦では10km、3試合前のシティー戦では9km多く対戦相手よりも走行距離が多かった。だが、リバプール戦では一転、リバプールのほうが1.2km多く走ることができた。スパーズは、特に序盤ではボールを失うことが多く、コウチーニョ、ララーナ、ミルナーを中心としたプレスに苦しんでいた印象だった。

リバプールはこの試合で116kmも走ることができた。それだけでなく、スプリントの数だって614回だった。これはこの前のリバプールの試合よりも、140も多い数字だ。0−0というスコアを見れば面白みに欠けたかもしれないが、少なくともクロップは選手たちから良い反応を得たことは確かだろう。

ロジャーズは良く、”チームの特徴”という言葉を口癖のようにして言っていたが、この試合ではクロップも選手たち個々の働きを評価しているはずだ。特に、オリジがチャンスを決められなかった後も、選手たちは平常心でいることができた。

例えば、3試合前のビラ戦でのように、チームが追いつかれたときにパニックに陥ることがリバプールにはよくあった。ただ、そこでクロップが言うことには、”早い時間帯に先制点を奪うことだけがリラックスしてプレーする方法じゃないんだ。0−0というのは、いったて普通なスコアなんだから。いつも最初は0−0なんだし、このスコアでも何も心配することはない。”

”ああ、この前もこんな状況だった。どうしよう。って慌てながらプレーするんじゃなくて、じっくりと辛抱強くプレーしながら勝ち点3を得ることだってできるんだ。そのことを選手たちには伝えたい。今はそういうことをトレーニングで選手たちに学ばせていくつもりだ。常に攻撃のことばかり考えているわけにはいかないだろう。”

調子の良いスパーズ相手に引き分けというのは悪くない結果だろう。それに、これからは怪我明けの選手たちも戻ってくるはずだ。ただ今のところは、選手たちがクロップの言うことをしっかりと聞いてスパーズ戦で方向性を見せることができた、というだけでも満足すべきだろう。
-------------------

前半の走行距離とかは毎回おなじみだからいいとして、重要なのは後半部分ですね。チャンスはしっかり決めないと、すぐに相手にやられちゃうんだよな、というのがサッカーです。オリジのチャンスが決まらなかったときは嫌な予感がしましたが、ミニョレのプレーに助けられたとはいえ、その後も冷静にプレーしてくれました。






スポンサーリンク

0 件のコメント: